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理想の睡眠とは
理想の睡眠時間はどのくらい?
睡眠が引き起こす健康リスクについて
睡眠時間が健康に大きく影響するというのはよく耳にしますが、
実際どれくらいが理想的で、
睡眠によってどのような
健康リスクがあるのかについては意外と知らない人が多いようです。
今回は、そんな睡眠時間と健康の関係性についてお話していきます。
理想の睡眠時間とは?
理想的な睡眠時間は7〜8時間と言われています。
あるアンケートによると、
約6割の人が平日の平均睡眠時間が
5〜6時間である事が判明しています。
半数以上の人が、平日は理想の睡眠時間よりも
短い時間しか確保できておらず、
その一方で、休日の平均睡眠時間は8時間となっており、
平日と休日では睡眠時間に大きく差がある事が分かりました。
睡眠によって起こる健康リスクについて
睡眠には、脳の休息や身体の疲労回復、
免疫力の向上などたくさんの役割があります。
睡眠量が不足すると、
身体の疲労感だけでなく判断力や集中力が低下したり、
情緒不安定になったりと心身ともに影響がでます。
アメリカのある実験によって、
睡眠時間が7時間の人が最も死亡率が低いことが分かっており、
さらに、睡眠時間が6時間以下の人は
7時間以上の人に比べ4倍も風邪になりやすいという結果も出ています。
その他にも、睡眠時間は成長ホルモンの分泌にも影響があります。
成長ホルモンは、分泌量の約7割が睡眠中に分泌され、
眠り始めから2〜3時間ほどで分泌が始まり、
全体に行き渡るまでに必要な時間は眠り始めから7時間後と言われています。
また、睡眠は短い場合だけでなく長すぎても、
情緒不安定になったり太りやすくなるという健康リスクがあります。
様々な要因から、睡眠時間は7〜8時間に留めておくのが
一番健康的であるということが判明しており、
それ以上でもそれ以下でも
なんらかの健康リスクが起こりかねないのです。
寝溜めで寝不足を解消できるの?
最初にアンケートによって、
平日は平均睡眠時間が理想より少なく、
休日には多くなっていることをお話しましたが、
平日足りてない睡眠時間を休日に
寝溜めすることで寝不足は解消されるのでしょうか?
実は基本的に人間は寝溜めすることはできません。
むしろ、起床時間にムラが出来ることで
体内時計が狂う原因にもなり、
そこから体調不良を引き起こすこともあります。
休日に、平日よりゆっくり睡眠時間を
取るのは問題ありませんが、
プラス2時間程度で留めておくようにしましょう。
また、昼間に20〜30分ほどの
お昼寝を取るなどして睡眠時間を補充するのもおすすめです。
睡眠の質を高めることも重要!
これまで睡眠時間の重要性についてお話してきましたが、
その他にも睡眠と健康の関係に大きく影響しているのが睡眠の質です。
最近では、スマートフォンやタブレットの発達により
、睡眠の直前まで端末の画面を見つめている人も少なくありません。
しかし、端末と顔の距離が近ければ近いほど、
人は知らないうちにブルーライトをたくさん浴びており、
このブルーライトは睡眠に大切なメラトニンというホルモンの分泌を妨げてしまいます。
その他にも、ネットの情報から
受けるストレスも眠りを浅くする原因となる
可能性があるため、睡眠前にはスマートフォンや
タブレットから離れ睡眠の質を向上させることを意識しましょう。
まとめ
睡眠と健康の関係性は想像以上に深く大きく影響しています。
睡眠時間や睡眠の質をもう一度見直すことで
現在感じている様々な心身の不調が解決出来るかも知れません。
睡眠を上手くコントロールして、日々を快適に過ごしましょう!